Google=ググる?!
日本語で、体言(名詞)がそのまま述語(動詞・形容詞・形容動詞)になることってありますよね。
ミス ⇒ ミスる
ダブル ⇒ ダブる
黄色 ⇒ 黄色い
プロ ⇒ プロい (プロ並みである、という意味の若者言葉)
問題 ⇒ 問題な (『問題な日本語』という書籍があったと記憶しています)
ごらんのとおり、そのほとんどが俗語ですね(;^ω^)僕が高校生の時分などは、学校の隣にあるローソンに行くことを「ローソる」などと称していました…。懐かしい響きだ...( = =) トオイメ目
実は、こういった現象は日本語の専売特許ではありません。英語にも同様の例が数多く見られます。
Wait a munite, and I'll Google it right away.
「ちょっと待って、今それググってみるから。」
説明するまでもありませんが、Googleとは世界有数の検索エンジンの一つで、もちろん(固有)名詞です。しかし、ちょうど日本語でもグーグルから「ググる」という俗語が生まれたように、Googleもかの国で同様の運命をたどっているのです。
ほかにも、次のような例もあります。
Please e-mail / text me as soon as you arrive.
「着いたらすぐにメール / メッセージちょうだいね。」
さすがに「メーる」なる動詞は聞いたことがありませんが、身近な名詞は動詞に転用される傾向が大きいということですね。
実際、send me an e-mailとか言うより、e-mail meのほうが簡潔ではありますよね。
もっとも、このような言い方は手放しで受け入れられているわけではありません。
言葉の使い方に保守的な人からすれば、鼻持ちならない「若者言葉」に過ぎないのでしょう。なので、使う相手はきちんと見極めた方がいいでしょうね^^;
丈