救急車を追いかける人=悪徳〇〇
すっかり更新が滞っているうちに新年度が始まってしまいました^^;
そろそろ身辺も落ち着いてきたので、マイペースではありますが、改めて面白い情報をお届けしていきます。
さて、タイトルについて。
「救急車を追いかける人」とはan ambulance chaserの直訳です。
(chase:追いかける)
実はこの言葉、特定の悪徳業者を指すのですが、その業者とは…?!
答えは、弁護士。そう、an ambulance chaserとは「悪徳弁護士」のことなのです。
たとえば交通事故が起こったとき、当然救急車が呼ばれ、被害者が病院に搬送されますね。その救急車を弁護士が追いかける―それも、サイレンを鳴らしながら脇目も振らずに病院を目指してひた走る救急車を。なんのためかって、それはもちろん、大けがを負って動けない被害者の代理人として訴訟を起こし、高額の成功報酬を被害者に請求するためです。被害者からすれば、自分の身に降りかかった不幸に見知らぬ弁護士が便乗して商売し、挙句大金を取られるのだからたまったものじゃないですよね(;^ω^)
どこで事故のことをかぎつけたのか、事故発生から間髪入れずにターゲットに接近するという商魂たくましさが表れているのが、表現として面白いですよね。
もっとも、事故や災害のどさくさに紛れてメシのタネを見つけるという浅ましさや貪欲さは、およそどこの世界でも横行していますよね。決して美しいことではないけれど、それもまた人間のなせる業、ということですね。僕の職業で言うと、大学受験の合格発表の日に、がっくり肩を落としてとぼとぼ帰路につく学生を早速chaseするようなものかな(笑)。
丈